ヒアルロン酸やセラミドはもうお馴染みですが、最近話題の幹細胞やEGF、水素など最新の美容成分入りのコスメが続々登場しています。ドラッグストアでも手軽に手に入るようになり、興味を持たれている方も多いでしょう。
そこで今回は、知っているようで知らない最新美容成分をまとめていきます。
(1)幹細胞
「幹細胞」は、60兆個の細胞のもととなる細胞。肌においては表皮を生まれ変わらせる表皮幹細胞と、新しい線維芽細胞を生み出して、奥深くの真皮を生まれ変わらせる真皮幹細胞の二つがあります。加齢などでこの二つの幹細胞の再生能力は低下し、肌のハリ、透明感の維持にはこの幹細胞へのアプローチが欠かせないとされ、研究がすすめられています。幹細胞コスメはヒト由来、動物、植物の3種類があります。
(2)LPS(リポポリサッカライド)
テレビで話題となった「LPS(リポポリサッカライド)」は、肌に対して乳酸菌の約1000倍、酵母菌の10000倍、肌本来の力を強く導くことが明らかとなっています。良質な国産の米糠発酵から生まれたパントエア菌LPSは、年齢によってハリや弾力、トラブルが気になる肌を多方面からサポートします。
(3)EGF(上皮成長因子)
「EGF(上皮成長因子)」は、生物にある53個のアミノ酸から形成されるタンパク質で、皮膚細胞の再生を促進する働きがあります。EGFは年齢とともに減少し、肌老化が進んでいくわけですが、それを補うのがEGF配合のコスメです。
(4)水素
抗酸化作用があるとされる「水素」。コスメや入浴剤でも、水素を用いたものが増えています。水素コスメは、抗炎症作用、抗酸化作用で、シミ、しわ、大人ニキビ、色むらなど肌トラブルにもよいとされます。水素コスメは水素水同様、選び方が肝心です。水素水と同様にすぐに抜けてしまうものでは意味がありません。水素発生型のコスメを選びましょう。
(5)プラセンタ
プラセンタは、動物由来の場合は、胎盤から有効成分を抽出したもので、栄養の宝庫といわれるほどさまざまな栄養が含まれています。天然保湿因子(NMF)の主成分であるアミノ酸が豊富で、保湿、肌のバリア機能を高めてくれます。抗酸化物質も含まれていて、エイジングのもとになる活性酸素を抑制してくれます。
(6)ビタミンC誘導体
抗酸化作用や美白に優れている半面、壊れやすく不安定なビタミンCを、人工的に安定して配合できるようになったのがビタミンC誘導体です。ビタミンC誘導体にすることで、皮膚に浸透し、浸透してからビタミンCに変化していきます。シワやしみなどに有用です。
常にアップデードされる最新成分。近年は細胞や抗酸化がキーワードで、美肌や肌老化のシステムを解明しています。自分の肌に必要かどうか、合うかどうかも見極めて用いるとよいでしょう。
Shoji Maki
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