暑い夏はバテバテで、料理する気も起きない。ファストフードや甘いアイスにジュースがおいしい? 暑いからしかたないと思っているなら、美容のためには危険信号です。最近アンチエイジング対策として急上昇ワードになっているのが、「抗糖化」。
そこで今回は、アンチエイジングのカギになる抗酸化と抗糖化についてご説明していきます。
おそろしい酸化のメカニズム
女性にとっておそろしい存在である「老化」。さいきんでは、老化をエイジングと言い換え、老化防止を「アンチエイジング」ということが多くなってきました。アンチエイジングには、酸化を防止する「抗酸化」が大事だとよく言われます。そもそも、体が酸化するとはどういうことなのでしょうか。
金属がサビて黒くなったり、フルーツを切ったまま置いておくと黒ずんできたりしますよね。実は、こうした酸化による反応が体内でも起こり、老化やそれにともなう病気として現れてきます。
抗酸化力のある食べ物
老化によって現れるエイジングのサインが女性の大敵、シミやシワ。毎日の洗顔やスキンケアだけでは、体の中の老化は防げません。体の中からサビを防ぐ食べ物を見ていきましょう。
老化を防ぐ抗酸化作用のある食べ物で有名なのが、ポリフェノールを含むバナナやココア、アントシアニンを含むプルーンやブルーベリーです。夏はリコピンを含むトマトやスイカもいいですね。
ほかにもさまざまな食材に抗酸化作用があるので、赤と黒の食材がいいと覚えて、バランスのいい食生活を心がけましょう。栄養価の高い旬のものを選ぶのも大切です。
ネクストカマーは「抗糖化」
ここまで「抗酸化」の話をしてきましたが、次に覚えておきたいのが「抗糖化」です。糖化とは、糖とタンパク質が結びついて変性すること。肉を焼いたとき、肉が固くなって色が変わるような反応です。肉の説明からもおわかりの通り、糖化は元に戻すことができません。
体内で糖化が起きると、老化をうながすAGE(終末糖化産物)がたまっていきます。体内で糖化が起きると、肌のたるみや動脈硬化につながります。さらに体内でAGEが増えると、卵巣や卵子に悪影響をおよぼすといわれているんです。
糖分を摂ること自体は必要ですが、若い女性にとっても糖化は心配ですね。では、老化をうながすAGEを減らす食べ物はないのでしょうか。
AGEを減らす食べ物・NGな食べ物
AGEを減らしてくれるのは、カテキンを含む緑茶や、ビタミンB群を豊富に含む食べ物。具体的な食べ物でいえば、シイタケ、豚肉、ウナギ、豆腐などの大豆製品です。さらに食事のときは、野菜や海藻を先に食べることで、糖の吸収がおだやかになりますよ。
逆にひかえたいのは、ポテトチップス、フライドポテトや、白米や白いパン、白砂糖など精製された糖質です。こんがりキツネ色に揚げられたフライドポテトには、AGEが多く含まれ、食べることで体内にAGEがたまってしまいます。白米や白いパンなど、血糖値を急上昇させる食品はAGEを増やすので注意が必要です。ごはんにはビタミン・ミネラルが豊富な玄米や五穀米をまぜるといいでしょう。
甘いものが食べたくなったら、砂糖を使ったスイーツよりも、ビタミンCの多いキウイやイチゴを生で食べることをおすすめします。ジュースには糖分が多いので注意しましょう。
きれいでいたいなら抗酸化・抗糖化
女性の大敵である老化をまねく「酸化」と「糖化」。生きていくうえで避けられないものではありますが、「抗酸化」「抗糖化」力のある食べ物で少しでも防ぐことができます。
抗酸化には、ブルーベリーなど黒い食べ物や、トマトなど赤い食べ物、抗糖化には緑茶、豚肉、大豆製品と覚えておきましょう。フライドポテトや白いパンはちょっと我慢してひかえめに。ごはんには玄米や五穀米をまぜることで、老け知らずのヘルシーボディを保つことができそうです。
ストレスや疲れで甘いものが食べたいときは、スイーツよりも生のフルーツがおすすめです。ストレスの原因や食生活を見直すことで、笑顔の多い毎日が待っていますよ。
Paru Paru.Murayama Haruka
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