水素水

シリカ、水素、カリウム、どの水が体にいいの? ~気になる水のお話~

 

最近、美容にいい水がよく話題になっています。人の体の半分以上は水分。赤ちゃんなら体重の75%、大人では体重の約60~65%を水が占めています。体の大部分を占める水ですから、良い水を飲みたいですよね。

 

そこで、最近体にいいと話題のシリカ水、水素水、カリウム入りの水についてご紹介していきます。

 

「シリカ水」の効果・効能

 

美容にいいと話題のシリカ水。そもそもシリカとは、何ものなのでしょうか。シリカ(=ケイ素)は、岩石や土壌に含まれ、一般には結晶の状態で存在します。シリカは皮膚や骨、髪、血管などに含まれています。シリカは肌の保湿やコラーゲンの再生を助け、丈夫な骨や髪を作ってくれます。シリカには、潤い成分であるコラーゲンやヒアルロン酸を構成する役割があります。

 

シリカが不足すると、爪や骨がもろくなったり、肌のたるみなどトラブルの原因になります。カルシウムを効率よく吸収するためにも、シリカの働きが重要です。シリカはじゃがいも、大麦、青のりにも含まれていますが、手軽に水分とシリカを補給するには、シリカ入りのミネラルウォーターも便利です。

「水素水」の効果と飲み方

 

現在水関連でもっとも多くの商品を見かけるのは、水素水ではないでしょうか。アルミパウチ入りの水素水に水素水サーバー、水素水を作ることができるというタンブラーまで出回っています。

 

水素の代表的な効果は、活性酸素を除去する抗酸化作用です。体内で活性酸素が増えすぎると、シミやくすみといった老化の原因になってしまいます。体内に水素を取り入れることで、水素と活性酸素が結びつき、水になって体の外に排出されます。

 

水素分子は非常に小さいので、購入する際は水素が抜けないアルミパウチに入ったものを選びましょう。1週間に2日程度、350ml~500mlを一気に飲むのがおすすめです。水素を発生させて水素水を作る装置、水素水サーバーには、3つのタイプがあります。電気分解で水素を発生させて水素を溶かすタイプ、水素ガスの圧力を加えるなど、液体の中で水素の気泡を発生させるタイプ、マグネシウムと水を反応させて水素を発生させるタイプです。

 

水素水サーバーは高価なものなので、販売会社がきちんとメンテナンスをしてくれる、水素濃度が明記してあるなど、信頼できるものを選びましょう。衛生的には、水素水のつくり置きをしない、水素ガスを注入するタイプがいいようです。

 

水を入れるだけで水素水ができるとうたっている水素水タンブラーについては、はっきりとしくみが書かれていないので疑ってみた方がいいでしょう。

 

「カリウム入りの水」、「カリウム入りの食品」

 

女性に多い「むくみ」を改善するために注目されているのが、カリウムを多く含む硬水です。カリウムは体内に存在するミネラルで、細胞の浸透圧を調整し、高血圧予防の働きをします。カリウムが不足すると、高血圧やむくみの原因になります。

 

パッケージの表示を参考に、硬水の中でもカリウムの多いものを選んでむくみを予防しましょう。1日1.3~1.5ℓを目安に、少しずつ飲むのがポイントです。体内のミネラル分を排出してしまうアルコールや、摂取しすぎると血流が悪くなるカフェインを控えることもおすすめします。

 

カリウムを多く含む食品には、いも類、豆類、トウモロコシ、海藻、パセリ、バナナがあります。特にバナナは、老化を防ぐ抗酸化作用やストレス解消、排卵改善の効果があり、女性にはうれしい食品です。※腎臓に疾患がある方は、カリウムの摂取量を制限されることがあります。

 

気をつけて欲しいこと

 

口にするものなので、水に気をつけるのは当然のこと。ミネラルの含有量や水素の濃度にこだわるのもいいけれど、さらに気をつけたいのは水だけに頼らないということです。

 

効率よく栄養を吸収するためには、水にこだわるだけでなく、肉・魚・卵・豆といった異なる種類のたんぱく質をバランスよく取ること。複数の食材からビタミンを取ることが必要です。

 

水だけでなく、ふだんの食事を見直し、なるべく体に負担をかけないようにしましょう。適度な運動や十分な睡眠、健康的な食生活が美しい心と体を作ります。

 

ふだんの食事を見直し、なるべく体に負担をかけないようにしましょう。

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Paru Paru.Murayama Haruka

精神科の看護助手や飲食業を経て心理学を学び、フリーライターに転身。心理学、栄養学に基づき「ローリエ」、「東京独女スタイル」、「トピックス」等の女性向けサイトに美容、ファッション、恋愛の記事を執筆している。 特技はリフレクソロジーと独自の占い。Twitterアカウント@boushiseijin

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